AWS DMSと生成AIを使ってデータベースを変換、移行するワークショップに参加してきた #AWSreInvent
はじめに
おのやんです。
この度AWS re:Invent2024のワークショップに参加して、AWS DMSと生成AIを使った移行作業を体験してみました。
セッション概要
Convert, migrate, and replicate your databases with AWS DMS
In this workshop, learn how you can easily and securely migrate and continuously replicate a database to AWS. Using the managed features of AWS Database Migration Service (AWS DMS), walk through the end-to-end migration steps to modernize a self-managed database using an AWS managed database engine like Amazon Aurora or Amazon RDS. Learn how to convert schemas and database code and then migrate and replicate data with AWS DMS on an ongoing basis to enable integrations with Amazon Kinesis, Amazon S3, and more. You must bring your laptop to participate.
AWS DMSでデータベースを変換、移行、レプリケートする
このワークショップでは、データベースを簡単かつ安全にAWSに移行し、継続的にレプリケートする方法を学びます。 AWS Database Migration Service (AWS DMS)のマネージド機能を使用して、Amazon AuroraやAmazon RDSのようなAWSマネージドデータベースエンジンを使用して、自己管理データベースを近代化するためのエンドツーエンドの移行手順を説明します。 スキーマとデータベースコードを変換し、Amazon KinesisやAmazon S3などとの統合を可能にするために、継続的にAWS DMSでデータを移行・複製する方法を学びます。 参加にはノートパソコンが必要です。
会場の様子
会場はMGM Grandで、強い西日が差し込む位置に面していました。セッション中も、時折砂漠ならではの日差しが差し込む会場になっていました。
セッション内容
今回は、既存のAWS環境で動作しているOracleのRDSをソースとして、DMSを使ってPostgreSQLのAuroraに変換するという内容になっていました。
そのなかで、
実際に移行作業を行うにあたっては、ECSインスタンスでホストされているWindowsのリモートデスクトップに接続して、その中からデータベースマネージャを使って、新しいインスタンスに接続していました。
DMSで移行作業を実施する時は、DMS Schema Conversationを最初に実行してスキーマを変換してから行いました。この際、DMSスキーマのSCTに自動変換率を向上されるために生成AIを用いているところが印象に残りました。
実際私がアツかったAWS環境では、生成AIを使う前と後で自動変換率が81%から87%に向上していました。生成AIを活用するということで自動変換率が上昇するかどうか・どのくらい上昇するかは無妙に異なってきますが、従来のスキーマ変換と比べても変換率の向上に寄与しました。
スライドでもBedrockを使ったスキーマ変換が紹介されており、生成AIが多かったKeynoteの温度感がこちらにも表れていると感じました。
ワークショップを受けてみて
私自身移行作業を行ったことがなく、DMSを使った移行を体験してみたいという気持ちから、今回のワークショップに参加しました。その中で、やはり移行作業というのはクリティカルな側面が強く、移行前の十分な計画や既存のデータベースの把握をしっかり行うのが重要であると強く感じました。
というのも、ワークショップ自体は提示されているコンソール操作やコマンド実行を行うことがメインであり、さらにDMSの移行やスキーマ変換にはそれぞれ数分の所用時間がかかっていました。そのため、手を動かしてワークショップに参加している、という感覚が強くなく、〜ここはひとつ反省点として上げられると思います。
それでも、実際にDMSでの移行のやり方を実際に操作して体験できたのは非常によかったです。やったことのないのとやったことがあるのでは大きく違いますし、生成AIを使ったスキーマ変換という今らしい昨日にも触れることができました。今回のワークショップ体験をもとに、移行作業なども勉強していきたいです。